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公民連携事業のプランニングについて(情報把握と全体の流れ)

こんばんは、らしく㈱の堀です。

すっかり夏らしい三連休を感じつつブログを書いてます。

 

さて、今回は前回にブログで提案資料を全面公開した「さいたま市の公民連携事業」について、らしく㈱がどのように情報を知り、どのような手順で構想を練り、事業構築していったのかを書きたいと思います。

 

どうやって公民連携事業の情報を知ったの?

まず、これですね。

 

これは、さいたま市の場合は「公民連携コミニティ」というメンバー登録の制度があり、ここに登録しておくと市の公民連携絡みの情報が比較的早く提供してもらえるシステムがあり、らしく㈱もすぐに登録し、担当者に挨拶にお伺いし、「良い情報ないかな~」とずっと待っておりました。

そんな時、担当者の方からメールがあり、「おぉ~!!なんか面白そうな情報を知ったぞ~」となったワケですね。

 

この「公民連携事業の最新情報をタイムリーに把握する」という点は、まちづくりビジネスでは重要なんですが、なかなか厄介なところなんです。

というのも、地域によって情報の提供のされ方が異なるからです。

 

さいたま市のように登録したコミニティを通じて情報がわかる場合や繋がっている自治体の担当者から個別に連絡を頂ける場合もあれば、逆に自治体のWEBサイトを定期的に追い続けていないと気づけないケースもあります。(この場合は自治体のメルマガやSNSにも情報はアップされない事が多いです)

 

なので、気になる自治体や地域に更に関与していきたい時は、その自治体の情報がどのような経路で流れるかをよく観察し、キーパーソンなどから必要な情報を事前に入手しておくと良いと思います。

 

なお、全国の公民連携の最新情報が得られるツール(ポータルサイト、SNS、メルマガなど)は全くないワケではありませんが、まだまだ不十分な状況です。

(今後は需給関係でこのあたりも変わってくるかもしれませんが。。)

 

情報公開されてから事業提案するまでの流れは?

つぎは全体的なスケジュール感ですね。

これも、初めて公民連携事業を提案する場合はなかなかハードですよ(汗)

 

さいたま市の場合、4月21日午後に初めて今年度の公民連携事業の詳細が情報公開され、6月23日の夕方が期限でした。

事業は、WEBや飲食などの「単体事業」はまだしも、2,000㎡や3,000㎡という「広大な空地」を活用した複合的な事業もゼロベースで全て構築する必要があります。

 

らしく㈱では、今回は2つの空地活用事業を提案させて頂きましたが、情報が公開されてから事業提案までにした事は以下です。

 

①公民連携事業の募集資料の確認(各事業の詳細、募集要件、提出資料など)

②空地の現地視察および周辺地域のリサーチ(最寄り駅や住環境、地域の成り立ちやここ数十年間の都市開発の内容など)

③各メンバー(社内および外部パートナー)への相談、協議

④あらゆる視点からのアイデア出し、全体コンセプトの設計、さいたま市の行政計画や地方創生ビジョン(KPIなど)のリサーチ

⑤ビジネスモデルの設計、デザインの方向性、事前リサーチ項目の洗い出し

⑥上記⑤であげた各リサーチ項目を徹底的につぶしにかけ、同時にリスクも把握する

⑦初期投資額の積算、事業採算の妥当性、資金調達手法の検討

⑧各種提案資料、投資回収計画の作成

⑨必要書類一式をさいたま市に提出

 

と、こんな感じでなかなかボリューミーなんです。。楽しいんですけどね(^^)

これを自分の場合は、らしくの他の業務や勤務している会計事務所のスタッフとしての業務をしながら同時に進める必要がありました。

 

しかも、自分の場合は当初から公民連携事業に提案する事を決めていたワケではありませんでした。

正直、完全に納得のいくビジネスをこんな短期間で構築できるか不安でしたし、情報公開された時点では自信もなかったため、迷ってました。

 

ただ、5月下旬あたりにご縁を頂いた事業パートナーの方から「面白そうだしやってみた方が良い」と背中を押してもらい、ようやくギアがトップに入り、完全にやる気に火が付きました。(この火が付いた時期が、上記の③です!)

 

なので、今回は実質的に5月下旬から6月23日までの残り一か月を切ったところからスタートして、何とかギリギリ2つの事業を提案できました。

自治体の情報公開時期の把握、チーム体制の整備がされていればもう少し余裕はありましたが、それでも全体的なスケジュール感がかなりハードである事は間違いないと思います。

 

どのようにコンセプトを考え、事業構想していったのか?

これはイチからコンセプトを考えたというよりも、らしく㈱が創業以来ずっと表現したかった「スポーツとまちづくりを融合させた社会課題改善型事業」ですね。

つまり、らしく㈱のビジョンを体現する機会を頂いたと感じ、それをそのままカタチにしたという事です。

これがまず大義(目的)にあり、そこに細かい要素を味付けしていった感じです。

 

次に、手段として「サッカー」「フード」「音楽」「地域住民の賑わいが生まれる場所」が揃ってきて、ここにさいたま市のビジョンなどを掛け合わせて社会性を

帯びた、これまでにないビジネスを構築してみました。

 

著名な渋沢栄一氏が唱えていた「論語と算盤(そろばん)」のような、事業採算性を有しながら、同時に社会課題を改善するビジネスをゼロベースで構築する事は本当に簡単な事ではなかったです。

 

それを、らしく㈱としてどう考え、構築していったのか。

それを次回は書きます。

 

最後まで読んでくれて、ありがとうございます(^^)

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