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ゼロベースからの公民連携事業の創りかた

こんばんは、らしく㈱の堀です。

今回は、前回の続きで公民連携がらみですが、「ゼロからの事業構築」について書きます。

 

正直いうと、以前に税理士をしていた時にゼロベースで事業構築した経験はほぼゼロです。

しいて言えば、顧問先ゼロの状態で29歳で税理士事務所を開業して、広告費ゼロで開業5年ほどで年商4,000万円ほどにした経験値はありますが、税理士ビジネスはある程度「スベらないやり方」みたいなものがあるので、税理士の開業経験自体はあまり参考にならなかったです。

 

じゃあ、そんな状態からどうやって事業を創ったか?

あくまで超自己流な考えですが、それを書きたいと思います。

 

公民連携事業を創るってどういうこと?

まず、そもそもなところから。

公民連携の事業といってもピンキリでして、とてもじゃないですが自分も全て把握できているワケではないです。

 

でも、大きく分けて「既存事業の延長線上にあるもの」と「ゼロベースから事業を構築するもの」には分かれると思ってます。

前者は、WEBや飲食店その他行政が今まで行ってきた事業を民間側にバトンタッチする類のものです。

後者は、今回らしく㈱がさいたま市に提案したような、空地の有効活用事業のようなものです。

 

人によるかもしれませんが、個人的には公民連携事業をやるなら「民間側でゼロから構想できるもの」でないとテンションが上がりにくいです。

自治体の従前の事業を受けての公民連携だと、やはり何かと制約が多く、民間本来の良さ(自由な発想、スピード感など)が出しにくいと感じるためです。

 

なので、今回はさいたま市が保有する空地の有効活用事業を構築する際に考えたことをベースに書きたいと思います。

 

空地の有効活用事業はどう考えたか?

これは誰にも教わってない、完全に個人的な考え方ですが、完全にゼロから全てを考えるというよりも「自社のビジョンに合いそうな公民連携事業のネタ」を探してきたという表現が正しいと思います。

 

らしく㈱が展開したいと考えている事業は、「空地・空き家の有効活用にサッカーなどのスポーツを絡め、事業採算も重視した社会課題改善型事業」の構築・実践という事になります。

 

まず対象不動産の現地視察をし、対象不動産や周辺環境の状況から実現できそうな事をイメージし、「自社のビジョンと重なる部分」がないかよく観察します。

(この時点で社内では簡単なアイデア出し、ブレストをしています)

 

つぎにやる事は公民連携の情報を提供してくれた行政のリサーチです。

その自治体(行政)の基本データを押さえ、トップはどんな人物で何を考えているのかを把握します。

これはその方の著書やインタビュー記事がヒントになります。

 

そして、トップだけでなく自治体全体の方向性も見る必要はあるでしょう。

そのため、自治体の中期の行政計画や地方創生における「まち・ひと・しごと創生総合戦略」などの関連資料を確認します。

 

自治体のリサーチにより、自社のビジョン、対象不動産で実現可能なこと、自治体が将来的に重視していること、この3つ「全てにおいて重なる部分」が見えます。

ここを徹底的に突いて、事業のコンセプトも磨いていきます。

 

行政資料(及びデータ)の確認と効率性

行政の資料を確認する際、注意したい点があります。

それは、「行政の資料はとんでもなくボリュームがある」という点です。

 

簡単なイベントのチラシならまだしも、行政計画や地方創生の方針などの資料になるとPDF形式で少なくても50ページ以上、多いと200ページ近くなる事もあります。

 

これはテクニック的な話ですが、これらのPDF資料は絶対に全ページは読まず、「目次の確認+キーワード検索」で対応します。

読書で短期間に沢山の本を読むときも同じ理屈ですが、要点のみを短い時間で掴む必要があります。

 

そのため、最初に目次(ケースにより趣旨説明文があればそれも確認)はしっかり確認し、その後は自社ビジョンと対象不動産の現地視察で見えた「共通項」のみをPDF内でキーワード検索し、その部分のみ読むようにします。

(この部分があるため、最初に行政資料のリサーチから着手するととても非効率になります)

 

今回のらしく㈱のケースだと、「サッカー」「東京オリンピック・パラリンピック」「スポーツ振興」「まちづくり」「コミニティ」「シニア」「空き地」「公園」などのキーワードのみで絞込みしました。

 

その後の事業構想について(パズルの組み立て部分)

良い感じにピースは揃ってきて、次は組み立てですね。

 

ここも人によって色んなやり方はあると思いますが、自分の場合はズバリ「スケッチブックに書きまくる」です(笑)

書いて、消して、書いて、近くの人の意見をテキトーに聞いて、また書いて消して、です(^^)

 

アホなように見えて、これはよく意識している部分です。

何を意識しているかというと、事業構想の入り口から完成までの間で「複数回は完全に右脳寄りな方法をとる」という事です。

 

ついつい、士業やコンサルタントの出身者だと、論理的思考に代表されるように「左脳的な考え方」のみで事業構築を全て考えてしまうクセがあります。

また、一般的に自身でやる事業の構築自体をした経験も少ないため、不安から「得意な思考」のみに頼ってしまう傾向もあると思います。

 

ここに、意識して右脳的な感性やインスピレーション、デザインの情報をガンガン入れる事で全体的なバランスが取れてきます。

(ここはデザイナーやアーティストなど、右脳寄りなプロに入ってもらってバランスを取る方法も有効ですね)

 

自分の中にある左脳と右脳の要素をうまく使う事で、どちらかの思考のみではスルーしていた部分に気づいたり、色んな世代の地域住民から見た時にバランスのとれた提案内容にできる効果があると思います。

 

ビジネスモデル、事業採算とか投資回収の話は?

はい、これが肝心ですね(^^)

でもこれはとてもじゃないけど短く書けるものではないので次回にします。

 

かなりマニアックな内容が続きますが、どうぞお楽しみに~(笑)

最後まで読んでくれて、ありがとうございます(^^)

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