こんばんは、らしく株式会社の堀です。
今日はサッカービジネス系のイベントに参加してきて、その帰りに書いてます。
さて、今日書くのは先日に参加したイベントで、個人的な「気づき」を得たことです。
そのイベントは、東京都大田区の池上(「池上本門寺」が有名なエリアです)にある、古民家カフェの蓮月さんで開催されたものです。
(蓮月 WEBサイトはこちら) http://rengetsu.net/
当日、参加者は古民家に合う和服でキメて参加したためイベントの雰囲気もバッチリでした。
(ちなみに堀はお借りした柔道着でした、なかなか似合ってます 笑)
事業オーナーの輪島さんより、古民家を活用してカフェ開業するに至った経緯や今後考えている事などお話頂き、参加者どうしの交流会、という流れで盛り上がりました。
輪島さんも非常に熱量があって魅力的な方でしたし、築90年ほどの古民家は風格があり、いくつもの時代を超えてきた不動産には生命が宿っているようでした。(ちなみに、今回のblog画像は連月さんの外観です!)
個人的に、このイベントで考えさせられたのは「まちづくりはその地域の成り立ちと生態系を認識する事が大事」ということです。
まちビジネスは、ビジネスモデル設計、対象者の開拓、対象者(相談者)への提案・説明、インプット範囲の広さ、多少の専門性、自治体との連携、チームやプロジェクトの管理、外部環境が与える影響把握など、現時点では実務的にも相当難易度が高いビジネスといえます。
ただ、これらの「HOWの部分」は小さくとも実績がいくつか出来れば、少しずつノウハウが蓄積され、やがて強みになり解消できると思います。
でも、目先の数年ではなく、今後数十年間のスパンでその地域が本当に良くなる方向を考えた場合、「地域の成り立ちと生態系」をちゃんと現状把握し、それを踏まえて何をどうすべきかを形にしていく、これがまちづくりに求めわれていると感じます。
注意すべきは、地域の成り立ちは「自分が知っている時期のみ」ではなく、「その地域が生まれてから今まで」を知る事です。
また、「生態系を認識する」とはどのような人間(及び他の生物)によりその地域が構成されてて、生態系のどの部分に変化が生じると地域にインパクトが加わり易いかを把握する事だと思ってます。
「そんな事すでにやってるのでは?」と感じた人もいるかもしれません。
でも、多くの地域ではこの前提を無視した地域活性施策やエリア開発がバンバン行われているのは間違いないと思います。
行政・政治主導の画一的なまちづくりが長く続き、民間プレイヤーの「深い思考」と「行動力」が失われ、他地域の成功事例の模倣も含めてその地域の成り立ち・生態系を踏まえない地域振興を進めてしまった結果が現状に繋がっていると感じます。
自分が生まれた遥か前の時代を想像し、そこに生活していた人達の息吹を感じ取り、現代に至るまで流れを認識する。
大変なんだけど、やっぱりこの認識が欠落している地域活性は「単なるコンサル」の域を越えられないような気がします。
インプットが膨大すぎるなら、対象エリアを狭める、昔から住んでる住民さんに教えてもらう。それで良いのだと思います。
時空を超えた癒しのパワーを持っている大田区池上の「蓮月」、オススメですのでぜひ一度雰囲気を味わってみて下さい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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