こんばんは、らしく㈱の堀です。
さて、今回はまちづくりの対象と考える地域について。
まず、一般的に「長く住んだ愛着ある地域(地元など)」は、地域を元気にするための活動に参加したい意識が芽生えやすいと思います。
これはとても自然な事ですし、そう感じている方はどんどんまちづくりに参画されるべきかと思います。
ただ、個人的に感じるのは、「住んでる地域=まちづくりに参画する地域」とは限らない、という事です。
こんなことを書くと、地元愛MAXな方からの反対意見はあるかもしれませんが。。
そう感じたキッカケは2つ。
1つは、昨年にらしく㈱を創業して色んな地域のプレーヤーと知り合い、共に動く中で地域が変わるポイントがわかったこと。
もう1つは、自治体内部や地域住民の中で危機意識がうすい(又はほとんどない)地域がまだ一定数あると感じたこと。
自分はいま、埼玉県さいたま市の浦和駅・南浦和駅エリアあたりに住んでます。
まだ、ここに住み始めて1年半ほどですが、とてもバランスが良いし、サッカーと地域が調和しているし、色んなイベントがあってとても好きな街です。
当然のように、この地域をより良くしたいとも思っているワケです。
たぶん、ここに10年、20年住んだらもっとこの地域が好きになって、その思いはより強くなるでしょう。
でも、残念ながらそれは「自分の勝手な主観」によるもの。
良い方向に変わる地域には、変わっていくための「良い材料」が揃ってます。
「良い材料」は細かくは沢山ありますが、2つ挙げるなら、適度な危機感が住民にあることと、民間・行政の両方に「思いを実践できるプレーヤー」がいること、だと思います。
なので、たとえ縁も繋がりもないとしても、その良い材料が揃っている地域にはひとまずダイブする。
それがまちづくりにおいては重要だと気づきました。
つまりは、まちが変わるためには「人のパワー」が一番必要なので、人を見て地域を選択する、というケースもあります。
特に、まだ大きな実績がない中でまちづくりをするとしたら、この考えは不可欠かと。
個人的にはまちづくりもビジネスだと思っているので、「どこで」よりも「誰と」の方が重要って事ですね。(特に初期は)
でも、「良いメンバー」と思われる人が全然いない、住民の多くに危機意識が欠けてる、行政も一緒にできる要素がない、こんな地域はもう諦めるか?
それも違うと思ってます。
特定の地域だけ良くなっても、資源の奪い合いや近隣地域の空洞化を生む事にも繋がりかねないので。。
一つの地域も「見る視点」や「飛び込むタイミング」で可能性が変わってきます。
それは、信用や実績の有無であったり、その自治体の行政計画とプレーヤーの利害の一致であったり。
なので最初がダメでも、他の自治体での実績をつくる事を含めて、タイミングや視点を変えてチャレンジし、検証してまたチャレンジする。
そんな、相手に拒絶されない程度の「行動力」を信頼できる人達と楽しみながら継続していくって事が大事なんでしょうね。
まちづくりをビジネスと捉えた場合、まずは可能性を感じる地域から参画できるか検討する。
でも、思い入れのある地域はちゃんと心の中にあり、機が熟した時にダイブする。
これを面白いメンバーと楽しみながら実践し、同時に実行支援していく。
それがしたいんですよねー。
最後まで読んでくれてありがとうございます(^^)
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